鬼レズはマッハで走るR

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【外食メモ】新宿二丁目 カレニッチ

久しぶりの外食メモだよ!

ずっと体調不良が続いていたので出歩けてなかったのですが、復活の第一歩はカレーから。アナタのレズはどこから? 二丁目から。(黙れ)

さて、ずっと気になってたカレニッチ。二丁目の女子(だけ)向けクラブイベントのV系DJをやってる(一応ノンケ)男子のDJニッチさんが日月の昼間だけやってる間借りカレーのお店。

ニッチさんというのは(一応)男子なのですが、女子のイベントのフロアの隅っこでドリンク持ってニコニコしてても違和感ないかさばらない存在感の不思議な人なのです(女装しているわけではない)。そのニッチさんはTwitterとかでも実においしそうな料理写真をアップしてて、その存在感含めて注目してたわけです。

で、場所は夜は完全男子禁制のレズビアンバーのDiamond Holic。行きましたよ、食べましたよ。

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カウンターの上のメニュー。こんなに明るいホリックは初めて。夜は40代に優しい照明だが、お肌のコンディションが気になる。

 

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じゃじゃーん。カレー2種あいがけ大盛り!

 

右側のねえ、茶豆のカレーがヤバかったですよ。美味しい生の豆独特の香りと舌ざわり。(たぶん、原価と手間的にもヤバい)

チキンカレーは若干ゼラチン質を感じる軽くねっとりした余韻の長い味。

スパイシーさを出すために特定のスパイスが突出することの多い個人カレーが多い中で、ちゃんとまとまりのあるスパイス感。普段からスパイスを使い慣れててこなれてるなー、というカンジ。あと、ちゃんとしょっぱくて、味のエッジがはっきりしてるところがワタシ好み。カレーマニアに向けてなくて、こだわりを止めるところはちゃんと抑制できててとても好き。

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二丁目の仲通りでこの看板を目当てに行けばいいと思う。

 

「待って!閉じないで!」なカレーおばさんとしてはくだくだと書きつのりたいところもたくさんあるのですが、今日はこの辺にしときます。

とにかく、日曜日のオカマルト(二丁目の有名ブックカフェ)に行く際のランチの候補として最有力だと思いますね!

スピーチ全文書き起こし 0805杉田水脈議員の差別発言に抗議する渋谷ハチ公前街宣 

おひさしぶりですー。

骨折して体力落ちたところに鬱と喘息がガンギマリでウミウシのように寝込んでましたが。

先日、なんと当日の3時間半前にスピーチの依頼があって話してきましたので、その書き起こしと録画した方のYouTubeへのリンクを備忘録的に。

細かい脚注、こぼれ話などは後日追加します。

 

【動画】

www.youtube.com

 

【スピーチ】

いま、紹介にあずかりましたレズビアン活動家の土屋ゆきです。みなさん、こんにちは!

暑いですね。今日は「ここに来ようかな、どうかな」といったような話をツイッターに書いたら、ちょっと主催のタニ君から「ちょっと話しなよ」とかいきなり言われて、それから泥縄で原稿を書いて送ってOKをもらって。これからその原稿を読んでいこうと思います。


こんなすごーく暑い8月になると、毎年思い出すある日があります。1994年。もう、いまから25年近く前のことです。日本で初めてレズビアン&ゲイ、その頃はまだトランスジェンダーという言葉は一般的ではなかったんです。レズビアン&ゲイのパレードがココ東京で初めて日本で行われました。その時の鳥肌の立つような感動をワタシは今での鮮明に覚えています。25年前のことです。こんな風にすごく暑くて、カンカン照りの灼熱の夏の日でした。あの時、ワタシを含めたレズビアンたちが初めて路上で「カムアウトカムアウトレズビアン!」とそう叫んだのを今でも鮮明に思い出します。「ここから何もかも始まるんだ」とそう思って目の前が涙でかすんだと思いました。実はこんな風に暑かったので脱水症状を起こしていたんですよね。(笑)

なんで、皆さんもちゃんと水を飲んでください。ワタシの後にはまだまだもっといいお話をしてくれる人たちがいますので。

 

さて、そんな風にワタシは当時まだ活動家でも何でもない確かまだ23,4歳の単なる「何かしたい」という気持ちだけあったレズビアンのひとりでした。まだ20代でした。そこからずーーーっと時間が経って、今ワタシは49歳になりました。更年期をおして、こんな暑い中ここまでやって参りましたが。このほぼ四半世紀の間、ワタシたちはどんな風に思われてきたでしょう? 「ホモネタは笑い、レズネタは抜く」そんな屈辱的な時代をワタシたちは生き抜いてきました。ワタシが同性間パートナーシップの社会的・法的保証の女性の団体を作ったときもあざ笑われました。
今回の杉田水脈議員の「生産性」(ゼスチャー)、「生産性」の記事を読んで、ワタシはどう思ったか。実は大して傷付きませんでした。なぜなら、ワタシはずっと差別され続けていたから。声をあげても無視され続けていたからです。だけど、こんな尊厳を貶められるようなこと、慣れていいと思いますか? 慣れていいと思いますか!? (会場~だめだ!)そう、こんなこと慣れてはいけません! いけないですよね!? (会場~そうだ!)

 

いま、時代はあの94年のパレードが始まった頃のように大きな転換点を迎えているとワタシは思います。こんなに多くの人が集まり、あの94年のころはほとんどの人がサングラスをかけマスクをしていた時代、今はほとんどの人がこうやって顔を出して。声を出しています。この動き、この流れ、止めてはいけないと思います。止めていいと思いますか!? (会場~だめだ!)

あなたたちが、ワタシが、この怒り、この尊厳をもって、抗議をずっと、また、何十年も続けていきましょう。差別をはねのけましょう!

一瞬だけ燃え上がる夢ではなくて、夢を現実にしましょう!

 

続けよう!

 GO ON!(GO ON!)GO ON!(GO ON!)

誇っていきましょう!

 PRIDE ON!(PRIDE ON!)PRIDE ON!(PRIDE ON!)PRIDE ON!(PRIDE ON!)

ありがとうございました。

 

【日常食】作り置き最初の1週間

 作り置きで何とか平日の時間を確保しようという目論見。結論から言えば成功です。帰ってすぐにご飯が食べられる幸せ。ということで、第1週の作り置きは以下。

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(もう少し、真面目に写真撮ろうと思いました)

①鶏むね肉のピカタ

②厚揚げ麻婆

③鶏むね肉の南蛮漬け

人参しりしり

⑤いんげんのサブジ

 肉に下味付けたり片づけたりまで含めて約1時間半なので、まあまあではないかと。で、これがこんな感じの晩ご飯になったり。

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(とある日の晩御飯1例、冷蔵庫から出して盛り合わせて温めるだけ。楽!)

 調子に乗って、弁当まで詰めたりしたわけです。(足が痛くてデスクから動きたくない事情)

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(弁当に煮卵入ってるとQOL上がります)

 冷凍スパゲティ食べた夜もありますが、おおむねつくおきで食事を回しました。ので、また作りましたよ。

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(2週目のつくりおき)

①鶏肉のオーブン焼きその1 味噌

②鶏肉のオーブン焼きその2、バジル

③鶏レバーソース煮

④スパニッシュオムレツ

⑤野菜の焼きびたし

⑥先週の厚揚げリメイク

 先週に比べると量がやや控えめですが、先週のピカタ1食分、人参しりしり3回分が冷凍保存されてますんで、こんなもので充分かと。反省点としてはまた鶏肉にしちゃったこと。焼きびたしは素直に揚げていい色にすればよかった。

 てな感じで続けていきますー。

 

【日常食】平日は食事に力入れなくていいんじゃね?

 付き合いが長かったり、ツイッターやブログ読んでる人なら分かると思いますが、ワタシは食べ物に対する執着の強い人間です。仕事してる時も午後3時ころから「今晩のゴハンは何にしようかなぁ」とか考え始めます。そんなワタシも仕事復帰したらしばらくは平日にゴハンを作る気力ないと思うんですよね。体力ガタ落ちしてるんで、帰宅したら何もしたくないカンジで。

 ということで、最初はYouTubeで「healthy meal prep」とか検索してまずそうな健康料理を参考にしてたのですが、いかんせん同じメニューを1食づつをタッパに入れて保存というのは冷蔵庫の容量的にもワタシの飽きっぽい性格的にも無理がある。どうしたらいいかなー、と ①1食づつには分けない ②複数のおかずを組み合わせてバリエーションを出す などと考えました。

 てか、これって普通に「つくおき」じゃん!

 そんなわけで大目におかずを作って2,3種盛り合わせて食べることを試験的に始めました。いつもの「趣味の自炊」ではないので、栄養も価格も考え併せて作っていきます。ということで、ベータ版。

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(冷凍庫の中のヤバい白身魚を処分するための南蛮漬け、悪くないです)

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(同じくベータ版のハンバーグと盛り合わせ、ハンバーグ失敗しました)

 週末にある程度作り置きして、つらい平日を乗り切る計画です。(ちなみに土日は趣味の自炊をやらかしてもいいことにしました)まずは1カ月ほどこれで回してみるつもりです。

レズ、レズビアン、ビアンについて~レズビアンをめぐる呼称問題②

 前回は「レズをする」が「女性間性行為をする」とイコールで結ばれてしまっている人がいるということを書きました。こういう意味合いでレズ=いわゆるレズセックスという使い方がいかに女性同性愛者に対して抑圧的に働くか、ということを書こうと思ったのですが、そもそも「レズ」という言葉の意味合いの変遷の歴史を共有しないと先に進めないので基礎講座的なことを書こうと思います。ただし、この辺のことは学術的な定見がいまだないので使用はご注意ください。(というか、このブログを引用してアカデミアの人がなんか言うとそれが定説になるんだと思います。酸っぱい話だな)

 まず、レズビアンですがいろいろある女性同性愛者を指す言葉の中で一番ニュートラルで使いやすい言葉だと思います。辞書に収録されているのもこの言葉かと。これを使えば一時が万事安全というポリティカリーコレクトな言葉、それがレズビアン

 で、レズ。この言葉は含意が多いので割と取り扱いが難しい。使われる場面によってかなりハイコンテクストな使用が多いのでレズビアンの文化をあまり知らないで使うと大惨事になりがち。なんで大惨事になるかといえば、そこにべったりと蔑称として使われてきた歴史があるからです。

 今ではほとんど忘れ去られてしまった1980年の相良直美芸能界追放事件(当時の大スターだった相良直美が「レズ」であるという大スキャンダルがあった。~Wikipediaではレズのレの字も言及ないですね)などレズを蔑称として使う使用例には枚挙にいとまがないのですが、参考文献としてこちらを読んでくれるといいかなと。

ビアン通信 レズ・レズビアン・ビアン(1)

ビアン通信 レズ・レズビアン・ビアン(2)

 ワタシよりちょっと年上の人の感覚が分かると思います。そして、ワタシですが「レズ」をポジティブな含意を持たせて使い始めた世代、だと思います。なんせ「レズビアン」は5文字、「レズ」だと2文字。日常会話で「レズビアン」とイチイチ発話するの面倒だったんですよ、30歳頃のワタシは! とはいえ、2000年ころに当事者が「レズ」を発話するのはまだまだショッキングな時代だった。その辺の周囲の反応についてはこちらを読むと分かると思います。

レズ・ビアン・レズビアン - 押して、押して、押し倒されろ!

 とはいえ、ワタシはいつでも「レズ」を使い倒していたわけではなくて、レズビアンコミュニティに対しての内輪的な話の時には「レズ」を、若干表向きのソーシャルな発話の時には「レズビアン」をとけっこう繊細に使い分けていた気がしますよ。なので、ワタシはソーシャルな場での無神経な「レズ」発言をとがめることがあるのですが、それを「レズという言葉を使っちゃいけないのか!」と反応されると「ああん?」って思いますよ。「場所柄考えろ」という話が何でそうなんのか。……と、少し話が脱線しましたし、「ビアン」について触れられなかったのですが、書く気力が尽きたので今日はこの辺にて。

【趣味の自炊】パタン③

 以前に【趣味の自炊】シリーズでパタンを作った(【趣味の自炊】パタン② - 鬼レズはマッハで走るR)のですが、もう少し何とかなりそうな気がしていましたので魔改造してみた記録。

 改良(悪?)点としてはいちいちチャーシューを作るのはいかがなものか、というところと味のしみ込みが悪いのであつ盛りにしたらどうかという2点。で、いつもの大成食品で買いだしてきました。

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(1週間だけ中野ブロードウェイに出店してたので3玉入り、ストレートの太麺)

 お馴染み、6分ゆでのつけ麺用の麺です。あと、ここの太メンマが好きなのでそれも購入。

 そして、チャーシューだれの代用になるものを作ります。

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(豚こまを大量のゴマ油、ニンニク、胡椒で焼いてから、醤油、酒をひたひた入れて煮る)

 この炒め煮のたれをパタンに流用します。焼いた肉はチャーシュー的に添えます。で、できたパタン!

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(ゆで青梗菜や海苔、追いニンニクも添えて)

 うん、充分美味しいですよ。例の翌朝まで息がニンニク臭くなる点も緩和されましたし。肉はチャーシューには程遠いですが、やたらに柔らかいチャーシューのありように疑問があったので、これくらいの肉をもりもり噛みしめられる方がワタシはうれしいなぁ。

 しかし、これはパタンというよりも、「油が植物性主体なのでしつこくなくてニンニクの効いた油そば」ではなかろうかという疑念が消えなかったのも事実。いや、油そばでいいんだけど。微妙! 美味しいけど!!

 

【骨折日記】自宅療養で食べ続けているもの

 退院して一番変わったことといえば食事を自分で作らねばならないこと。いくら料理が好きといっても片足でキッチンに立ちたちつづけるというのは難しいことでして。(退院してすぐ麻婆豆腐と小松菜の煮びたしを気合で作って折ってない方の足痛めました)できるだけ時間を短縮して、なおかつそこそこ美味しいものをということで編み出したのが電子レンジうどん。

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(手間のわりにおいしいうどん)

 冷凍うどんを内袋ごとレンジでチンする(3分30秒)。温まったらどんぶりにあける。具やネギをトッピングする。濃縮の強いめんつゆと電気ポットのお湯を注ぐ。出来上がり!

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(愛用の「創味のつゆ」と電気ポット、トッピングしてつゆをはる前)

 本来はつゆを注いでからトッピングするべきですが、熱いつゆのなみなみ入ったどんぶりを松葉杖で運搬するのは至難の業ですのでトッピングを先にやってます。

 個人的に思う美味しく食べるコツはめんつゆは濃縮の強いものを使う(3倍希釈とかつゆがぬるくなるのでダメ)、お湯はぐらぐら沸かす、です。

 台所に立つ時間を短縮したいあまりに編み出しましたが、鍋で煮るよりうどんのコシを強く感じますし、洗い物が少なくなりますのでおすすめです。月見にしたり、野菜ジュースや小鉢など付けると栄養バランス良くなります。

 そして、うどんって案外食べ飽きないものですよ。ダイエット的にはGI値が低くはないのでおすすめしづらいですが。時間がないときや台所に立ちたくないけど温かいものが食べたいときに覚えておくと良いと思います。