鬼レズはマッハで走るR

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【骨折日記】一時的特殊能力?

 つ・い・に! 骨折した足の方を地面に下ろして少し荷重をかけられるようになりました! リハビリ室で片足を体重計に乗せて自分の体重の1/3の感覚を覚えてから歩行訓練です。もう、信じられないほど楽。体重をそんなに乗せられなくても飛躍的に体勢が安定します。今まで腹筋に力を入れて姿勢保持してたの解除です。

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(待合室 悪い方の足に荷重かけないように足を組んでます)

 

 で、病院帰りに「行けるところまで行ってみよう」と中野ブロードウェイを目標にしたら400mほど歩けてしまった。新井の交差点で一休みして、もう一息とスーパーまで歩いてみる。ここで300m。冷凍うどんや見切り品の食パンとかキノコとか背中のメッセンジャーバッグに詰められるだけ詰める。で、目の前のバス停からバスに乗る。2区間乗って最寄りバス停からまた300mほど歩いて帰宅。

 あれですよ、1本足での松葉杖移動は退院の翌日に350m先の郵便局まで行ってみたら本気で遭難しそうになって、「通勤絶対無理」って思うくらい辛かったんです。体力ゲージがメリメリ減ってあっという間に赤点滅状態に。それに比べると、少し体重かけられるだけでも体力の減りが遅い。スピードはかなり遅いけどまあ我慢できる程度。足首が固いのでひょこひょこした不思議な動きになりますが、まあそれは仕方ない。

 で、分かったのが都内のそこそこ便利な所で300~400m程度歩けるなら日常生活送れる。まあ、バスありきの前提ですが。そして、駅前ではなくバス通り沿いのスーパーは大体バス停前に出店してる。これはあまり長距離歩けないバス利用者の利便性考えてる。正直、今まではバス停の存在はあまり気にしてなかった。今の歩行能力になって気が付きました。(他にも歩くのが遅くなったら通り沿いのお茶を商ってるお店の中でお客さんがお茶飲みながらくつろいでるのがよく見えた。ずいぶん歩いている道なのに全く気が付かなかった。正直、ワタシもちょっと入って行って休みたかった。もう、おばあちゃんの感覚が一時憑依してるというか。)

 なんか、高齢者女性の目を一時的に得ている感覚です。で、当然ラッシュアワーの電車とかは怖くて乗れない。あれは若い健常者のための乗り物ですよ、ホントに。今のワタシには無理。

 で、帰りのバスでは70~80代の女性に席譲られたんですよ。松葉杖になってから、ホントにいろんな人に親切にされてる。世の中捨てたもんじゃないですよ。

 杖なしで歩けるようになるまであと2、3週間。それまで一時的に得た目でいろんなもの見ておこうと思います。(なんかちょっと良い話になった)